クーラーボックスについて検討してみた

MAXCOLD165
有効容積: 156リットル
外  寸: W107xD48xH57cm
内  寸: W96xD39xH39cm
性  能: 発泡ポリウレタン断熱材
製品重量: 15.0kg


クエ釣りをするときに持っていくクーラーボックスです。

保冷力や扱いやすさよりも、容量を最優先に選定しました。

めったに出番がないこともありますが、仮に出番が来たとしても、その時は氷を大量に、そして状況によっては据え置いたままでさらに氷を追加できる状態で使用するからです。

愛車のエスティマに積み下ろしができるもので最大のものを選んだつもりです。

これまで、釣果の収容に関して不満を感じたことはありません。

強いて言えば、有効でない容積を作り出す、保冷機能の低下を招いてそうな、無駄に分厚い蓋をなんとかしてみたいと考えたことがあるぐらいでしょうか。


その蓋が今回の男女釣行で割れていました。

使用時は基本、車か渡船に積みっぱなしで、磯にもって上がることはありません。

にもかかわらず、外装がかなり傷んでいます。

大型でしかも重たく、丁寧に扱うことができません。

他の釣り客も同様のクーラーを持ち込みます。

そんなクーラーが船べりにずらりと並ぶわけです。

積み下ろしの際や、渡船の高速航行時の揺れなどで、ぶつかり合ったりしてできる仕方のないキズなのです。

それに加えて、船上の移動では、皆、埋め尽くされたクーラーの上を歩いて移動します。

この割れ方は誰かが上を歩いて踏み抜いてしまったのでしょう。

もともと、なんとかしたいと考えていた蓋ですので、損傷をうけたことをとやかく言うつもりはありません。

今回でたまたま強制的になんとかしなければならない時がきただけなのでしょう。




ブログを遡って調べてみたら、このクーラー、10年前に購入したものでした。

上の写真は開封の儀でクーラーにすっぽりおさまっていた3人のガキンチョどもです。

長男はすでに僕よりでかくなっています。

この写真で10年という時の流れを痛感し、新たなものを検討する気になりました。



内寸 幅×長×高外寸 幅×長×高定価
シマノ
スペーザ ホエール リミテッド 600310×800×240396×934×3409.8kg発泡スチロール+3面真空パネル¥67.000-
スペーザ ホエール ベイシス600310×800×240396×934×3408.9kg発泡スチロール+1面真空パネル(底)¥51.000-
スペーザ ホエール ライト 600310×800×240396×934×3408.3kg発泡スチロール¥38.000-
ダイワ
トランクマスターHD TSS 6000290×850×235415×1025×33511.0kg発泡スチロール+3面真空パネル¥53.600-
トランクマスターHD SU 6000290×850×235415×1025×33510.1kg発泡スチロール+1面真空パネル (底)¥40.800-
トランクマスターHD S 6000290×850×235415×1025×3359.6kg発泡スチロール¥30.400-
ビッグトランクII SU 8000325×795×270440×930×40013.2kg5面真空パネル+発泡スチロール(上ふた)¥65.800-
ビッグトランクII S 8000325×795×270440×930×40011.6kg発泡スチロール¥49.800-
秀和ビッグレジャー 75353×840×265410×900×3556.8㎏ウレタン¥48.000-
伸和
ホリデーランドクーラー75H325×810×260430×910×3608.03kg発泡スチロール
レジャークーラーストリーム1000330×800×295470×940×43513.3kg発泡スチロール
ダイライト
クールボックス 120型393×793×385525×910×47014.5kg発泡スチロール+ウレタン
クールボックス 160型375×920×436512×1042×52918.3kg発泡スチロール+ウレタン
カイスイマレンジャンボコンテナ BB300675×1340×53535.0kg発泡スチロール+ウレタン


大型クーラーでググってでてきた内寸の長さが約80cmはあるクーラーボックスを一覧にしてみました。

シマノ・ダイワは言わずもがな、秀和のビッグレジャーも船の大物&深海釣りでは愛用者が多いようです。

伸和のクーラーは、釣具屋さんやホームセンターのプラベートブランドとしてOEM生産されているようです。もちろん伸和の自社製品としても流通しています。

ダイライト・カイスイマレンは、、、業者さん向けの商品になるのかな?少なくとも、僕個人が釣りに使うような製品ではなさそうです。

よって、シマノ・ダイワ・秀和・伸和の製品から検討したいと思います。



クーラーボックスに限らず様々な装備において、同類の先輩方の多くが使っているものは、それなりにそれに適したものであるということです。

きっと多くの諸先輩が紆余曲折を経て、落ち着くところに落ち着いているはずです。

他人の意見を鵜のみにするのはどうかと思いますが、大いに参考にすべきだと思います。

母性的で他人の意見に影響されやすい蟹座のO型なんです。

それに加えて、歳を取るといろいろと考えるのが面倒くさくなるのです。



実際に釣具店に赴いて、陳列されたクーラーボックスの上に乗って飛び跳ねて比較検討できればいいんですがそういうわけにもいきません。

ここからは眉に唾をつけて読んでください。

商品レビューだかインプレだかネガティブキャンペーンだか分からない情報をかき集めて、僕の独断と偏見で導き出した結論です。

まず選定基準ですが、今回の検討するに至った原因である『人が上を歩いても簡単には壊れない頑丈さ』が必須です。

ダイワと伸和は頑丈さに難がありそうです。

シマノか秀和に絞られます。

次の要件は内寸です。

イグローを買った時より少し賢くなったのは、釣魚を収容するなら容積ではなく長さを気にした方が良いということです。

体積に対して表面積が大きくなるのは保冷力がうんぬんかんぬんなんて誤差の範囲です。

イグローの内寸W96xD39xH39cm でしたが、138cm/34kgのクエが無理なく入りました。

シイラやマグロのように尾柄部が固い魚は、内寸を超えるサイズの場合は尾部を切り落とさないと入らないことがありますが、クエは強引に曲げることなく尾部が曲がって収まってくれます。

とはいえ、やはり、できる限りまっすぐに見栄え良く収容したいものです。

ということで、たどり着いた結論は内寸が大きい『秀和のビッグレジャー』ということになりました。パチパチ



でもね、やっぱり、シマノ・ダイワの商品は釣り人の心をくすぐるんですよね。

まず、見た目がかっこいいのです。

秀和の質実剛健って感じもいいんですが、シマノ・ダイワは素直にお洒落です。

1人でも移動させやすいように車輪がついているのもいいです。

両開き&取り外しができる蓋、水抜き栓等、釣り人目線の機能が随所に見られます。

良くも悪くもこれといった有力な情報が見つからないシマノに対して、やたらいろいろネガティブ意見が見られるダイワですが、それってひと昔前のことなんじゃないでしょうかね。

一流メーカーならネットに流されているウィークポイントに対処していることでしょう。

スペーザホエールもトランクマスターも大型青物の収納を想定されていそうで、とっておきの一本を収納するのに適した設計に違いありません。

当然、釣り船に持ち込むことが大前提のはずです。

でも、クーラーボックスの上を歩いて移動するのって男女の渡船だけなのでしょうか?

そもそも、釣り用のクーラーボックスに頑丈さを求めるのは間違いなのでしょうか?

イエティのクーラーボックスなら熊の襲撃に耐えるぐらいなので、人が上を歩くなんてわけないことと思います。

しかし、丈夫さ・保冷力が売りなだけに、外寸の割りに内寸が小さく、そして重たいです。

軽さを求めてしまうとコールマンですが、それならイグローとあまり変わらないような気がしますし。。。

結局は、丈夫さ・軽さ・お手頃感で秀和か~?

やっぱり、釣りに適しているのはシマノ、ダイワか~?