自分がぶら下がっても切れないようなガチンコタックルで磯から大物を狙うには、タックルをしっかりと釣座に固定する必要がある。
最も主流なのは、ドリルで岩に穴を開け、アンカーを打ち込んでタックルをネジ止めしてしまう方法だろう。
しかし、この方法は、その後ず~っと痕を残してしまう。
トカラ列島の名礁ではアンカーボルトが乱立してハリネズミのようになっているとか。
さすがにボルトを突き出したままで磯を後にするのはマズかろうと、メスアンカーを打ち込むことが良識とされているようです。
そして、錆びないステンレス製のメスアンカーを埋設することで、何度でも使い回しができて、釣行のたびに磯に穴をあけずにすむようにしているようです。
・・・がっ!!!
十分な深さまで穴をあけていないままアンカーを埋設していて、頭の飛び出た状態で、メスアンカーを使用したことにあまり意味をなさない物があります。
面一にキッチリと埋め込まれた物もあります。
次回の使用を考えて、ホーローネジで蓋をしている物もあります。
しかし、どれも再利用できないものばかりです。
全てのネジが潰れてしまっているからです。
自然に潰れたのではなく、明らかに人為的にハンマー等で叩かれています。
何のために??? 意味がわかりません。