メジカ

『今年一番の冷え込み』を度々耳にするものの、日没の時刻が日々遅くなって、昼間が長くなっていくことを実感する不思議な季節です。

それでも、まだまだ『今年一番の冷え込み』を耳にしなければならないでしょうね。



いつまでも溶けないメジカです。

マルソウダと呼ぶのが正しいのかな?

ヒラソウダとまとめて、ソウダカツオと呼ばれています。

混獲されるサバと比べて吻と目が近いので、目近(メヂカ)→メジカと呼ばれるようになったとか。。。

足(傷み)が早いので新鮮でないと食中りを起こしやすいとされていましたが、最近ではヒスタミン中毒を起こしやすいと説明されることが多いですね。

メジカ自身がヒスタミンを持っているわけではありません。

メジカには必須アミノ酸であるヒスチジンが豊富で、このヒスチジンが細菌の脱炭酸酵素によって・・・。

と、難しいことはさておき、、、

海上釣堀の特効餌として、メジカの心臓を使うそうです。

正確には心臓だけではなく、心臓付近の血合肉も含めて餌にするそうです。

ヒスチジン豊富なメジカの血の臭いが、魚達の食欲を刺激するんでしょうね。

どうりでメジカが大物釣りの餌として使われるわけです。

ちなみに高知では、カツオの心臓をチチコと呼び、いごっそうやはちきんの酒欲を刺激しています。