釘抜き

釘抜き。バールとも言います。

先っちょをグラインダーで削って、隙間を広げます。

割れ目の奥の部分は本来の役目通りに釘の頭を捉えて引き抜きます。

先っちょの広げた隙間はアンカー本体を捉えて引き抜くことができます。

大体、釘が少し抜けたぐらいから本体も抜け上がってきます。

反対側の埋もれた釘の頭を起こす部分は使わないので切り落とします。

すると、ちょうど良い太さのパイプを通して柄を延長することができます。

これでも長さが足りないようであれば、元竿を被せてさらに延長します。



再利用する気のない一回限りの使用であれば、撤去できるオールアンカーを使うべきでしょう。

いつまでも朽ちず、撤去することもできず、そして再利用できないものは残さないようにしましょうよ。


アンカー抜きビット


こんなのもありますが、使用後に撤去するならオールアンカーの方が手軽です。

メスアンカーはボルトを別途必要とします。

そして、何よりも、オスアンカーとメスアンカーでは、ネジ径が同じでも下穴の大きさが違います。

M10のネジを使う場合、オスアンカーなら10.5㎜径、メスアンカーなら13.0㎜~14.5㎜径の下穴を必要とします。

僕の感覚では14.5㎜径の穴をあけるのに、10.5㎜径の2倍以上時間がかかります。

作業時間だけではなく、ハンマードリルの負担が大きくキリの消耗が早いような気がします。

引張強度が物足りないというのであれば、一つ大きくしてM12にしてもいいかもしれません。

それでも下穴は12.7㎜径と、メスアンカーより小さくてすみます。

もちろん、使用後は撤去することが前提ですよ。そのままでは危険です。



このアンカー抜きビットで古い不要なメスアンカーをきれいに撤去することができたら、ニキビを取ったようにスッキリしそうな気がするんですが。。。