魚の冷凍保存 その1

そうそうあることではないが、大漁の時がある。

なにをもって大漁と呼ぶのか?

僕の場合、獲物の匹数ではない。

我が家で鮮魚として食べきれない釣果が大漁だ。

グレなら40cmクラスが3枚釣れたら大漁だが、コッパなら5枚でも大漁ではない。

豆アジなら数十匹釣れても大漁ではないが、クエなら1本で大漁である。



釣った魚には釣った者だけに分かる価値がある。

買った魚とは別物だ。

同行者や同じ釣りをする者以外の『釣果の価値』が分からない人にあまり差し上げたくない。

この価値を知ったうえで美味しく食べることが、釣れてくれた魚に対する僕なりの礼儀なのだ。



基本、刺身な我が家では、釣行後数日で食べきることになる。

イサキなら開いて冷蔵庫干しすることで日数を稼げるが、それでも一週間ちょっとといったところ。

何度か冷凍庫に保管したことがあるが、それが食卓に出てきたことがない。

多くの場合は忘れ去られて、発掘されたころにはフリーズドライ化された状態で、そのままゴミ箱行きになった。

何度か調理しようと解凍してみたが、脂が滲み出て黄色く変色したようになっていて、とても美味しそうにないのでゴミ箱行きとなったこともある。

そんな時、魚の鮮度を落とさず長期保管できる冷凍ストッカーがたまらなく欲しくなる。

大釣りできるチャンスは年に何回もあることではない。

滅多にない磯と潮がマッチした最高の機会には、やはり釣り師としてクーラー満タンに釣りたい。

冷凍ストッカーがあれば、無礼を働くことを心配することなく、心ゆくまで釣り続けることがきるのだ。




-60℃で保管できるダイレイのフィッシュポックス。

これなら新鮮なまま何年も保管できそうだ。

メジカも保管できて、氷も作れる。

気が向けばいつでも釣りに行くことができそう♪



しっかし、高いな~。。。

200ℓのサイズで25万円ぐらい。

気になる電気代は、夏場で月に4000円ぐらい。

電気代で餌も氷も買えるやん!

宝くじでも当たらん限り買えそうにないな~。(´;ω;`)