男女群島話

男女群島の釣り話をすると、「俺も行きたい!」「連れていって!」と言われることが多い。

磯釣りをあまり知らない者の反応は大抵こうだ。

釣りをするにはするが、磯釣りをしたことがない人に多い。



「長崎まで行くんやで?」と確認する。

「うん、行く!行く!」の乗り気な返事が多い。



「無人島やで?」と確認する。

「民宿はないの?」「風呂はどうするん?」 ここで離れていく者は多い。



「磯の上で泊まるんやで?」

「テントや寝袋 持っていかなあかんね。」とまだ食いついてくる者がいるが、、、



「あっ、携帯 通じんよ。」

この一言で皆離れてしまう。

そればかりか、そんな所に行く僕を異端の目で見始める。



このやりとりが面倒くさいので、最近では「岩の上に3日間おらなあかんのやで~。」と伝えることにしている。

「それでも行く!」という者は今のところ誰もいない。

昼夜通して磯の上で過ごすことに喜びを感じる、アブノーマルな精神の持ち主であることを、無駄に告白しただけで話は終わってしまうのだ。

楽しいのになぁ。。。