肥前鳥島 上陸成功!


4月15日~17日、お天気が心配される中、男女群島に行ってきました。







今回はお昼すぎに渡礁できる10:00の出港でした。

長崎に着いた7:00頃にはドシャ降りでしたが、渡船に荷物を積み込む時には雨も上がっていました。

雨が上がったら風がでてくるので、今回の釣行はキビシー状況を覚悟しての出発です。

五島列島の島影を過ぎたあたりから波が高くなり、渡船がバンバン飛び跳ねながらの航海でしたが、男女群島に近づくと波がだいぶおさまって渡船は快適に飛ばしていきました。

どこに渡礁できるのか、ワクワクしながら窓から外の様子をうかがいますが、男島はスルー。

女島に行けると期待が高まるものの、渡船は進路を変えずに突き進み、女島から離れていきます。




行き着いた先は、なんと、すっかり諦めていた肥前鳥島でした~!!

まずは北岩に底物師を1人降ろして、中岩に上物グループを降ろします。

南岩かと構えましたが、上物師と底物師を何人か降ろすと上がるところがなくなり、再び北岩へ。

僕達を含めて残りの6名は全員が北岩へ上がることになりました。

鳥島は上がることさえできれば、石鯛でボーズはありえません。

今回も数投で本命のアタリがではじめます。

そして、早速釣友が本命ゲット!



まだノッコミは始まってないのかな?

居着きの黒っぽい魚体ばかりでしたが、銀ワサと呼んでいいような型揃いのが次々釣れました。

7名も上礁して身動きが取り辛い上に、波が高くなってきて僕達の釣座は被りはじめました。

すぐにお土産分は確保できたので、僕と釣友は片付けて他の人の釣りを見学していました。

すると船頭がすぐに気付いて迎えにきてくれたので、時間まで船で待つことにしました。



待機中の渡船でポーターがジギングをしています。アタリは頻繁にありますが、ひたすらドラグがすべって、なすすべもなくバラシています。

なんとか取れるサイズが掛かったようで、浮いてきた魚影を見てみると60cmぐらいのカンパチでした。

それを見ていた釣友は我慢ができなくなって、ルアー竿を取り出してジグを落とすと・・・。

なんと、1投目からヒット!50cmチョイのカンパチをゲットです。

僕も竿を借りてジグを落としてみましたが、中岩の足場が洗われだしたので回収をはじめることに。。。

あわててリールを巻くフリをしながら、ジグにアクションをつけてみましたがノーバイトでした。

南岩・中岩に上がった人に回収するので片付けるよう呼びかけながら北岩へ向かうと、僕が撤収したあとの釣り座で上物をしていた同行者さんがバッカンを流されたとのこと。

遠くの方に流れるバッカンを発見して回収するも違うバッカンでした。流されたのは同行者さんだけではなかったようです。

頭から潮を浴びバッカンを流された同行者さんには気の毒ですが、先に撤収して良かった~!!



肥前鳥島から男女群島に戻ってきて、瀬泊まりする磯に渡礁です。

渡礁したのは女島の重箱でした。全員揃っての瀬泊まりです。

僕のターゲットはもちろんクエです。

まだ明るいうちにタックルを組みます。

クエのポイントらしきところはアンカーボルトがいっぱい刺さっています。

ちょうど使える間隔で、まだ新しそうなアンカーがあったので、そのまま板バネを固定しました。



今回は竿尻を脱着するニューアイテム「メタルキャッチ」の初使用です。

しかし、残念ながら、あまりウツボも遊びにこず。。。

クエ狙いをしている僕よりも、夜尾長を狙っている釣友・同行者さんのほうが頻繁に根掛りと格闘していました。

ここで上物組は大量の電気ウキを流出です。

仕掛けが太いので、根に擦れてるハリスよりも道糸から飛んで高切れのオンパレードだったようです。

釣友は50cmぐらいの尾長を何枚か上げていましたが、僕はこれといった見せ所も無く朝を迎えてしまいました。



見回り船が来たので、磯替わりです。

次の瀬泊まりの磯に渡礁するまでは、竿とエサの入ったバッカン(石鯛用と自分用)だけ持っての磯替わりです。



替わった先は水族館でした。

引き潮が速くて磯際から少しでも離れるとドワ~と流されます。

かといって、磯際スレスレだと仕掛けが落ちていかないし・・・。

それでも、運良く?仕掛けが入ると本命が当たってきます。

潮が引いて潮位が下がったので他のポイントも攻めてみましたが、浅ダナでチビガキがきただけで、深いタナは潮が速くてよう攻めきれませんでした。



この次は奥の院に移動しました。

ここは風が強い時の避難場所でしょうか?大量のアンカーが刺さっていたので、瀬泊まりで上がることが多いのだと思いますが、あまり雰囲気のない磯です。

ここでクエをやれば、ひたすら根掛りに泣かされそうですね。。。

きっと、船頭から昼休みを取れという意味なのだろうと理解して、しばしマッタリと時間をやり過ごしました。



次の移動はSOSです。

なかなか雰囲気のある磯でしたが、ここでもガキが釣れただけでした。

探検してみると、どの方向から風が吹いても非難できる場所があり、どっちから潮が流れてもできそうな上物・底物問わずオールマイティーな磯のような感じです。



そして、最後に瀬泊まりする高橋瀬に渡礁しました。

早速、クエ狙いの装備をセットしてから、まだ明るいうちに腹ごしらえをさっさと終わらせ、待ち切れないモード全開で仕掛けを投入します。



ここのクエポイントはウツボの活性が激高です。

自然と手返しが増えて、夜でもライトの点灯なしで竿尻の脱着がワンタッチでできるメタルキャッチの威力発揮です。

ここにいるウツボを全て相手にするつもりで、こまめに手返しをしていると本命らしきアタリが!!!

ウツボのようでウツボじゃなく、かといって、なかなか喰い込まない焦らすようなアタリです。

竿先が少し入ったままになったので、道糸を少し手繰って仕掛けを動かしてやると一気に突っ込みました!

左手で道糸を引き抜きながらリールをゴリゴリ巻いて、やがてガバッと浮いてきたのは本命のクエです。

これまでのクエは磯際に降りていける釣座だったので、ギャフを使わずに取り込めましたが、今回の磯の釣座は足場が高く、しかも干潮の時間帯ということもあり、真下にギャフの柄を伸ばしてギリギリに届くぐらいの高さから初めてのギャフ掛けです。

浮いたクエは竿&板バネに任せて、ボクは磯から乗り出すようにしてギャフ掛けを試みます。

ヘッドライトの明かりだけでは遠近感がなかなかつかめず、波にゆられて上下左右にゆらゆら動くクエの鰓や口に思うように掛けることができません。

気持ちばかりが焦ってヤキモキしながらも、やっとのことで口に掛けることができました。


今年も釣ることができました。

サイズは80cm弱ぐらいです。

この後、明け方に1度だけクエっぽいエサの取られ方をしましたが、アタリは出ませんでした。

朝の見回り船で磯替わりを聞かれましたが、石鯛用のエサもボクの体力も使いきっていたので、回収までクエの仕掛けを垂らして休んでいました。

今回の男女釣行でも、クエを仕留めることができました。


 おしまい