なんやかんやでクエ狙い


釣り仲間たちの高齢化のせいかも知れないけど、熊本の地震も相まって、今年の九州遠征男女釣行はお流れっぽい?



一人男女を覚悟した釣友ですが、ゴールデンウィークのド連休しか休めない僕に合わせて、一日だけ四国西南部へ行くことになりました。




当初5月3~4日の連休で夜釣りを見据えた計画だったのが、ドンピシャの荒天で5日の朝釣りしかできなくなりました。


候補は柏島~沖の島~鵜来島~武者泊~中泊らへんといったところですが、行きつけの渡船屋さんの磯割りで考えて、鵜来島の家中渡船のグンカン周りに決定!!


釣友は、二年前に鵜来のグンカンで石鯛を連発させた、いい思い出があるのです。




サルボ10kg & ガンガゼ50個 & 冷凍サバ10本+冷凍メジカ5本(前回のクエ釣行の残り物)を用意。


これは二人分のエサの量です。

やる気はあるけど、あまり期待できないことを悟っている分量ですな。



連休最終日は空いているものですが、3・4日と荒れて釣りができなかったためか、結構釣り客が多い。

船頭に「クエやります♪」と伝えると、「了解!」と快い返事。

どうやらグンカンに上げてもらえそうな感触です。



まずは島の泊まり客を迎えに鵜来本島へ。

途中、船が揺れる揺れる。

結構、ウネリが残っているようです。

本島で泊まり客を乗せて、磯割り通りのグンカンへ波飛沫を上げて向かいます。

さあ、お目当てのグンカンは!?

完全に波を被ってます。

泊まりの上物師は当然のように上礁する気満々です。

ここは名前を呼ばれても知らんぷりすることにしましょう。ナハッ

15分以上かけてグンカン低場と高場に上物師を上げて、次は水島方面へ向かいます。



名前を呼ばれて操舵室へいくと、、、

船頭:「グンカンへと思ちょったけんど、あれやとねぇ。」「チョボでクエを見たらしいき、ここでやってみてか。」



船頭ナイス判断です。

あのグンカンに上がろうものなら、僕の所持する釣り道具で最も高価なハンマードリルが潮まみれでオシャカになるところです。





さてさて、尾長シーズンなら泊まりでないと上がることができない名礁「水島二番のチョボ」に上がったわけですが。。。

尾長の巣とも言われていますが、全体的に浅いです。

「チョボ奥」なんて完全に底まで見えてます。

沖の島の「二並島東の鼻」、中泊の「ノコギリ」といった尾長場とは雰囲気が違いました。






なにはともあれ、釣友は石鯛を、僕はクエを狙う準備をします。

潮の流れを見ようと、一緒にチョボに上がった上物師のマキエを覗いてみたらウスバが群れています。



クエ装備を構えた頃には「チョボ奥」の上物師は竿を置いていました。

グレが居るか居らんか一目瞭然ですもんね。

深く探ることもできませんし。。。



石鯛狙いの釣友は「サルボが落ちん!」と嘆いています。

完全剥き身で置き竿ができます。



こりゃまいったな~と油断していたら、釣友の竿がズドーン!と舞い込みます。

騒ぐ僕たちの声を聞きつけて、東のハナの上物師たちが並んでコチラを見ています。

ギャラリーの熱い視線を感じつつ釣友が浮かせたのは!!!

青黒~いカラスバンドウでした。。。



カンムリベラにしては大きかったので、写真を撮ろうと思いましたが、釣友はすぐさまポイ!

そしてまた退屈になります。



ここの主を釣っちゃいましたかね~?などと言っていたら、またもやズドーン!!

今度は先ほどの引きではなく、小振りなカンダイでした。



弁当船が来ると、見切りをつけた釣友はエサをウニに変えて、早速お食事タイムです。



サルボも落ちない状況なので、当然ウニは触られもしません。

・・・と思っていたら、またもやズドーン!!!

弁当を引っくり返しながらも竿を起こそうとする釣友。

が、勝負は一瞬でした。

道糸からの髙切れです。

釣友曰く「タマメやろ」とのことですが。。。

エサトリが居ない時でも、大物外道が居るので油断できない場所ですね。




さてさて、クエ釣りですが、、、

船頭に言われるままの方向に釣り座を構えます。



いつもの常連さん。





弁当をひっくり返して空腹の釣友を尻目に「いっただっきま~す!!」。




そして、、、タイムアップ。。。

お疲れ様でした。


 おしまい