昼間の単日釣行なら苦痛に感じることはない。
ところが夜釣りになると、これほどかと思うほど畳が恋しくなる。
磯の傾斜、岩の凸凹が辛くてたまらなくなるのだ。
平らで寝ころべる場所がある磯もあるが、土間のように真っ平らなことはまずない。
ましてや、畳や絨毯のような優しさは絶対ない。
瀬泊まりで銀マットを持ち込む人は多いと思う。
しかし、いくら平坦な場所を探して寝床を構えても、はじめのうちはツボ押し感覚で疲れが取れると感じる凸凹や程良くいい感じの傾斜が、寝ようとすると、わずかな傾斜、わずかな凸凹が時間とともにわずかでなくなってくるのだ。
何かいいものはないものか?
ピンときたのがパイプベッドです。
「そんなん置ける平らな所ないで~」 「砂浜ちゃうねんから~」 と同行者に冷やかされながらも持ち込んで試してみたら、なかなか具合が良いではありませんか!
実は僕もですが、同行者はビーチやプールサイドで使うイメージしかなかったのです。
ところがこれが、うっすらとした水たまり、割れがある所、腰を落とせないようなギザギザの岩でも、というか、むしろマットを敷けないこのような場所こそその威力を発揮します。